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中国の太陽光発電産業 飛躍的な発展を遂げる

投稿日:2022-11-24
10年前の原材料、設備、市場の「3トップ外」から、今日の「複数の部門でのトップ」という世界での支配的な地位に至るまで、中国の太陽光発電(PV)産業チェーンの国際競争力は突出してきている。

10年前の原材料、設備、市場の「3トップ外」から、今日の「複数の部門でのトップ」という世界での支配的な地位に至るまで、中国の太陽光発電(PV)産業チェーンの国際競争力は突出してきている。製造面では、主要プロセスの生産高は世界の2/3以上、生産額は7500億元(約14兆6800億円)を超える。そのうちポリシリコンは11年連続、モジュールは15年連続で世界第1位、応用面では、累積設備容量は2012年末の6.5ギガワットから2021年末には306ギガワットに急増し、7年連続世界首位となった。


 2012年を振り返ると、当時、中国のPV産業は外需への過度な依存、国内応用市場の開発不足、重要技術装備と材料の発展の遅れ、さらに一部国家の反ダンピングと反補助金が加わり、産業全体が厳冬を迎えていた。2013年には、中国のPV産業の発展を支援し規制する政策が次々と導入され、市場応用、財政・税務、土地など多くの側面が網羅された。良好な政策環境は技術革新により大きな舞台を提供し、ダイヤモンドワイヤー切削シリコンウエハー技術の国産化だけでも、中国のPV産業のコストを年間300億元以上削減できる。


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 現在、「ダブルカーボン」目標とグローバル・クリーン・エネルギーの加速的な応用の指導の下、中国のPV産業チェーンの主要プロセスは好調を維持している。2022年上半期の生産高は、ポリシリコンが前年同期比 53.4%、シリコンウエハーが 45.5%、ソーラーセルが 46.6%、モジュールが 54.1%の増加となった。


 一方、川下のPVアプリケーション市場は急速に拡大し、分散型太陽光発電と集中型太陽光発電の同時実施のトレンドは顕著になっている。上半期、全国の太陽光発電の新規導入量は3088万キロワット、分散型太陽光発電の新規導入量は63.6%を占め、昨年より10%ポイント以上増加した。


 国内市場が急速に拡大し、海外市場も花開いている。中国太陽光発電産業協会(CPIA)が提供するデータによると、2022年上半期に、太陽光発電シリコンウエハー、ソーラーセル、モジュールの3段階の製品輸出総額は259億ドル(約3兆6200億円)、前年同期比113%増となり、過去最高を更新したという。


 CPIAの暫定統計によると、2021年初めから2022年6月までの間に、中国では300件以上の太陽光発電の生産拡大プロジェクトが行われた。8月末の時点で、中国の太陽光発電関連企業数は49万6200社であり、2022年1月から8月までで、新たに設置された太陽光発電は前年同期比45%以上の増加に達した。太陽光発電企業が、今後、「PV+建築」「PV+交通」「PV+エネルギー貯蔵」「PV+水素製造」などのさまざまな「「PV+」の応用シーンを深堀りしていくことで、応用モードの革新を通じ、PV市場の深さと広さを拡張していくだろうと、専門家は予想している。