中国国家エネルギー局が13日行った定例記者会見で明らかにしたところによると、2022年の中国全土の風力・太陽光発電新規設備容量は1億2000万kWを突破し、3年連続で1億kWを突破することになり、過去最高を再び更新した。風力・太陽光発電量は初めて1兆kWhを突破し、前年比21%増の1兆1900億kWhに上り、社会全体の電力消費量の13.8%を占め、中国全土の都市部・農村部住民の一般家庭の消費電力量に迫っている。中央テレビニュースが伝えた。
国家エネルギー局新エネルギー・再生可能エネルギー司の王大鵬(ワン・ダーポン)副司長は同記者会見で、「22年末現在の再生可能エネルギー設備容量は12億kWを突破し12億1300万kWに上り、中国全土の総発電設備容量に占める割合は前年比2.5ポイント増の47.3%だった。再生可能エネルギーのエネルギー供給保障における役割がますます顕著になっている。同時に、中国の再生可能エネルギーの発展は世界の排出削減に積極的に貢献している。中国の22年の再生可能エネルギー発電量は、国内での二酸化炭素(CO2)排出約22億6000万トンの削減に相当する。輸出された風力・太陽光発電製品は、他国のCO2排出を約5億7300万トン削減した。計28億3000万トンの排出を削減し、世界の同時期の再生可能エネルギーによるCO2排出削減効果量の約41%を占めた」と述べた。
22年末現在の中国全土の再生可能エネルギー設備容量のうち、風力発電は3億6500万kW、太陽光発電は3億9300万kW、バイオマス発電は4100万kW、一般水力発電は3億6800万kW、揚水発電は4500万kW。