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架台設計の注意点(農作業空間の確保、農業機械衝突への配慮)

投稿日:2022-05-06

1. 営農に支障をきたさない程度の十分な空間確保が可能な柱の間隔および梁の高さと し、架台下の作業空間を分断する筋交いなどの配置は最小限とする。

2. 設計荷重に対する耐力を有し、かつ簡易な構造で容易に撤去できるものとする。

3. 農業機械などが衝突した際に架台が連鎖的に倒壊しない構造とする。

アルミニウム

営農型太陽光発電システムの支持物は、電気事業法、発電用太陽電池設備に関する技術基 準を定める省令での構造上の要求を満足させた上で、農振局長通知での「簡易な構造で容易 に撤去できる構造」とする必要がある。これらの要求は、一般的な地上設置型太陽光発電シ ステムに比べて、より高度な設計となることを意味している。

また、農業従事者の安全確保 (負傷や感電の防止)のため、農業機械などが架台や基礎に衝突した際はその損傷範囲を部 分的にとどめ、架台が連鎖的に倒壊しないよう構造上の冗長性をもたせることを要求して いる。なお、衝突時の農業機械の停止距離を想定できる場合には、次のような検討を行うこ とで架台の倒壊の可能性について確認することができる。


① 農業機械が支柱(あるいは梁)に衝突してからの停止距離を想定する。

② 衝突した支柱(あるいは梁)に停止距離分の強制変位を与えて応力解析を行う。 

③ 架台の変形の範囲が限定的であり、倒壊しない性能を維持できることを確認する。