貯水池から再生可能エネルギーを供給する太陽光発電所

　庫県稲美町に天満大池という農業用人工貯水池がある。天満大池の隣には河原山子池があり、天満大池の調節池です。

　河原山池水上太陽光発電所は、水面に建設された超大型太陽光発電所で、太陽電池パネルの出力は約1.428メガワット、2015年12月から稼働している。

　農地への給水が不要な冬には、施工者が水を抜いて池を堤体工事する。春になって再び貯水し、天満大池調節池としての機能を回復、これは4年かかる大規模な工事です。

　河原山池水上太陽光発電所を担当する会社は兵庫県加古川市の二川工業製作所で、建築機械、工業ロボット、機械部品を生産している。同社の太陽光発電事業は九州で始まり、その後、地元兵庫県内で貯水池の水面への応用が始まった。

　河原山池水上太陽光発電所は兵庫県姫路市美樹工業がEPCサービスを担当。太陽電池パネルと配線ボックスを水面に浮かべるフロートはフランスのCiel Terre会社が製造し、太陽電池パネルはシャープの水上特注製品、電源調整器(PCS)は東芝三菱電機工業システム(TMEIC)が製造した。

　河原山池水上太陽光発電所は最初から水抜きを目指していた。下図に示すように、連結ブイで形成された矩形太陽電池パネルアイランドは、移動しながら浮遊状態を保っている(図2)。

　導入コストと施工効率を考慮すると、これは理想的な手配ではありません。徐々に移動する目的は、太陽電池パネルを発電効率の高い南方へ移動しの同時、池の管理を妨げないです。河原山池の池底は比較的平坦である(図3)ため、フロートが池底に落ちても大きな起伏はほとんど見られないため、フロートの接続箇所の脱落や太陽光板間に接続された電線の脱落のリスクは比較的小さい、これまで着陸による異常はなかった。それもフロートの比較的堅牢な設計のおかげである。

　池の底の状態によっては、作業者が必要な状態になるように事前に施工することがある。例えば水を汲んだり、水草の根元を焼いたりします。フロート着陸は熱像計でパネルを検査し、直流回路の各列を検査する効率を向上させ、太陽電池パネルの状態と電源線を検査するのがより簡単で便利になった。

　同社は九州に10の地上太陽光発電所があり、総出力は約11.5兆ワット。

調査によると、兵庫県内の水上太陽光発電所の発電量はいずれも強い伸びを見せている。対照的に兵庫県の水上太陽光発電所は九州の地上太陽光発電所より発電効率が高い。播磨地域は太陽光発電に適しており、雲が覆われていないことが多い。暑い夏には、池の表面の太陽電池パネルが水面冷却で温度を下げることができ、太陽電池パネルの高温時の発電効率の低下の問題を緩和することができる。

　そして、浮遊式の太陽光発電は水分の蒸発を減らし、水中の微生物の繁殖を抑制し、水体を浄化するのにも奇効がある。

参考資料：由蓄水池提供可再生能源电力的日本工厂 (qq.com)